若い頃は少し食事を抜けば、すぐに体重が元に戻った。そんな記憶が、遠い昔のことのように感じられる今日この頃。皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。
40代を迎え、ふと鏡に映る自分の姿にため息をつくことが増えました。世間で話題になる健康法や食事法を試してみるものの、なかなか長続きしない。それどころか、以前よりもかえって体調を崩してしまったり。糖質を制限してみたり、朝の走り込みを日課にしてみたり。その努力が、どうにも空回りしているような感覚だけが残ります。
努力が足りないのだろうか。いや、おそらくそうではないのでしょう。問題は、闇雲にオールを漕いでいることにあるのかもしれません。自分の乗っている船の特性も、潮の流れも知らずに。仏の道もまた「まず己を知る」ことから始まりますが、これは健康においても同じこと。自分自身の体について、私たちは一体どれだけのことを知っているのでしょうか。そんな自問自答が、今回の話の始まりです。
なぜ、今「遺伝子検査」なのか?努力を無駄にしないための第一歩
40代からのダイエットが難しいのには、理由があります。基礎代謝が落ち、仕事や家庭での付き合いも増える。若い頃の成功体験が、かえって今の自分に合わない方法を続けさせる原因になることもあります。
テレビやインターネットを開けば、健康に関する情報は星の数ほど見つかります。しかし、そのどれもが「万人に効く特効薬」ではありません。ある人にとっては良薬でも、自分にとっては全く効果がない、むしろ毒にさえなり得る。私たちは、情報の洪水の中で、自分にとっての「正解」を見失いがちです。
そこで私が考えたのが、外からの情報に振り回されるのではなく、自分自身の内側にある「変わらない物差し」を持つことでした。それが、生まれ持った遺伝的な体質です。この体質は、生涯変わることのない、自分だけの設計図のようなもの。この設計図を理解することこそ、闇雲な努力を、意味のある一歩に変えるための道標になるのではないか。そう考え、遺伝子検査キットを試してみることにしたのです。
私が「CHATGENE」を選んだ理由と、実際のところ

数ある遺伝子検査キットの中から、私が「CHATGENE」を選んだのには、いくつか理由があります。まず、自宅で完結する手軽さ。病院へ行く時間をなかなか作れない者にとって、これは非常にありがたい点でした。そして、結果がLINEで届き、専門家のアドバイスまで受けられるという手厚さも魅力に感じました。
実際の検査は、驚くほど簡単でした。送られてきたキットの手順に従って返送するだけ。痛みも手間もありません。これなら、どんなに忙しい方でも無理なくできるでしょう。
申し込みから数週間後、結果が届きました。画面を開く瞬間は、まるで学生時代にテストの結果を待つような、少し緊張した気持ちになったのを覚えています。
検査結果が教えてくれた、私の「取扱説明書」
結果は非常に興味深いものでした。私の体質は、どうやら「糖質の代謝は得意だが、脂質の代謝が苦手」なタイプだったようです。さらに、筋肉がつきにくく、一度ついた脂肪が燃えにくい傾向にある、という結果も。
これまでの自分の食生活を振り返り、思わず「なるほど」と膝を打ちました。健康のためにと、良質なオイルを積極的に摂っていた時期がありましたが、どうにも体重が落ちず、むしろ体が重く感じられた経験があったのです。また、短期集中で激しい筋力トレーニングに励んでも、効果が上がらずに挫折したことも一度や二度ではありません。
点と点だった過去の失敗が、遺伝子という一本の線で繋がった瞬間でした。努力の方向性が、そもそも自分の設計図とは合っていなかったのです。これは、自分自身の体の「取扱説明書」を手に入れたような感覚でした。
結果をどう活かすか?大切なのは「知った後」のこと
ここで一つ、私が大切だと感じていることをお伝えします。それは、遺伝子検査の結果は「絶対の予言」ではない、ということです。結果を知って「自分は脂質で太りやすいから、もう揚げ物は一生食べない」などと極端に走るのは、新たな苦しみを生むだけでしょう。
この検査結果は、あくまで「自分を知るための地図」です。ゴールそのものではなく、ゴールまでの道のりを照らしてくれる灯りのようなもの。この地図をどう使い、どう歩いていくかは、私たち自身に委ねられています。
私の場合は、ご飯やパンを極端に減らすのではなく、炒め物や揚げ物を少し控え、代わりに煮物や蒸し料理を食卓に増やすことから始めました。運動も、息が上がるような激しいものではなく、少し汗ばむくらいの散歩の時間を、毎日の中に少しだけ長く取り入れるように心がけています。何事も、極端に偏らず、無理なく続けられる「中道」の精神が肝要です。結果に一喜一憂するのではなく、日々の暮らしをより良くするためのヒントとして、柔軟に付き合っていく。それが、この検査を本当に活かすということなのだと思います。
まとめ
40代からの体との向き合い方は、減量という目的だけでなく、これからの人生をより健やかに生きるための、自分自身を見つめ直す良い機会なのかもしれません。私たちはつい、外にある「正解」を探し求めがちですが、本当の答えは自分自身の内にあります。
遺伝子検査キットは、その内なる声を聞くための、心強い伴走者となってくれるでしょう。もし、あなたが今、これまでの努力が報われずにダイエットの迷路で立ち往生しているのなら、一度立ち止まり、ご自身の「取扱説明書」を読んでみてはいかがでしょうか。そこにはきっと、あなただけの健やかな未来へと続く道筋が、記されているはずです。



